お知らせ
2020.11.24
こんにちは!安蘇谷です。
今回、9才の女の子の夢を叶える企画を株式会社イオンファンタジー様と協業で行いました!わたしは絵本のストーリーを作るお手伝いをさせていただきました。
小さな女の子の夢を叶えるまでの過程を前編、後編にわたって全て詰め込んで書いてみましたので、ぜひ最後までお楽しみください!今回は、その前編になります。
(株)イオンファンタジー様は、モーリーファンタジー(https://www.fantasy.co.jp/molly-fantasy/)というイオングループのアミューズメント施設を運営していて、2003年より毎年「ララゆめ〜ララちゃんが夢をかなえるお手伝いをします〜」という企画を行っています。子供達の夢を叶える素敵な企画です!
この企画の応募ハガキの中に、「絵本作家になりたい!」という夢が書かれたハガキがありました。実際のハガキの写真がこちらになります。
担当の方が、女の子が被ったベレー帽を絵具のインクの瓶かと思い「絵本 インク」でGoogle検索したところ、たまたまÉHON INC.のHP(http://ehon-inc.jp/)を見つけたとのことでした。
あとからこの話を聞いたときは正直とてもびっくりしましたが、不思議な偶然が重なり今回このようなご縁が繋がったことに、大変嬉しく思っております。
今回夢を叶えるお手伝いをするのは、秋田県に住む9才の女の子です。
名前は、あきちゃん。
以前からこの企画が気になっていて、今回応募してみたところ見事当選したとのことでした!
事前にあきちゃんについて2つ教えていただいたことがあります。
1つ目は、「絵本作家になりたい」というのは保育園の頃からの夢だということ。
これは、あきちゃんが保育園に通っていたときに書いたものです。
2つ目は、当選したことを伝えたときのあきちゃんの様子です。
こちらは、実際にあきちゃんのお母さまが撮影した動画を共有していただきました。
「これ、夢だよね?」と、何度もお母さまに確認しているあきちゃん。
「本当に夢が叶うんだ・・・。」と、あきちゃんのドキドキとワクワクが、画面上からたくさん溢れ出ていました。
保育園の頃からの夢ということは、生まれて初めて自分で思い描いた夢かもしれないですよね。
スタッフ一同、絶対にあきちゃんの夢を叶えてあげたいという強い気持ちで、今回の企画に臨ませていただきました。
通常は対面で子供達の夢を叶えていく「ララ夢企画」ですが、今回はコロナの影響で初めてオンライン上で実施することになりました。
絵本づくりは時間がかかるので、まずはストーリー作家とイラストレーターとあきちゃんが事前に電話とメールで絵本の内容を少しずつ決めていくことにしました。
どんな絵本にしたいか、1から一緒に考えて作る世界に1冊しかないオーダーメイド絵本です。
あきちゃんへのヒアリングを重ね、今回は、あきちゃんが小さい頃からずっと大切にしている、くまのぬいぐるみ「くま子」との思い出が詰まった絵本を作ることになりました。
そして、出来上がってきたストーリーを元に、実際にあきちゃんの絵本づくりをお手伝いする様子を8月25日に撮影することになりました。
当日の撮影に向けて、関係者で念入りに事前打ち合わせを行いました。
など、たくさん話し合いました。
わたしも事前打ち合わせに参加しましたが、大人達が1人の女の子の夢を叶えるために試行錯誤する姿は、とても生き生きしていました。
そして、純粋な「子供の夢」って、だれかの心を動かせるとても大きなパワーがあるのだと、改めて思い知らされました。
そして、いよいよ当日!
秋田には、あきちゃんとあきちゃんのお母さま、(株)イオンファンタジー担当者様。
東京では、弊社オフィスにカメラマンさんや照明さんにも入っていただき、(株)イオンファンタジー担当者様、弊社社長、イラストレーター、ストーリー作家 という準備万端の体勢で始まりました!
内容としては、約3〜4時間ほど絵本のストーリーとイラストのレクチャー・添削を行いました。ストーリーについては、この時点では9割完成していたのでさらに良くするにはどうすれば良いのかと、テキストの体裁(漢字・ひらがな表記など)をブラッシュアップしていきました。
イラストについては、絵の描き方がわかるようにイラストレーターのこもと もこ様の手元をカメラで写しながら、実際にあきちゃんにも絵を描いてもらいました。イラストの背景も全部自分で描けるかあきちゃんが不安になっていたので、どうやったら自分で全て描き切ることができ、且つ満足できる出来に仕上げられるかを考えながら、こもと もこ様にレクチャーしてもらいました!また、普段学校で使っている絵具や、気軽に使える水彩鉛筆、背景には貼るだけでも良いように色画用紙を用意して行いました。
あきちゃんは、最初少しだけ緊張している様子でしたが撮影が始まるとキリッとした顔つきに変わり、疑問があったらすぐに質問をするなど絵本づくりに真剣でした!疑問があったらすぐに質問をするなど絵本づくりに真剣でした!
途中、電波が悪く繋がりにくいときもありましたが、秋田と東京で連携をして音や画面を調整しながら、無事当日の撮影を終えることができました。
今回の撮影に関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
あきちゃんも、長い時間集中して本当によく頑張りました。終わってからあきちゃんとイラストレーターのこもと もこ様、わたしで写真を撮ったのですが、この日も絵本の題材になっている「くま子」は一緒でした!
撮影をした25日時点で絵本の完成図はほぼ見えていたので、完成まであと少しです!
ストーリーとイラストそれぞれ、引き続きリモートでレクチャーしながら最後の仕上げを行っていきました。
ストーリーに関しては、全体の体裁を整える仕上げをしました。漢字表記、改行、読点、ふりがななど細かいところではありますが、あきちゃんの納得した1冊ができるように一緒に話しながら進めていきました。
イラストに関してはイラストレーターのこもと もこ様から、あきちゃんが上手く描けずに悩んでいたところのバランスの取り方や、背景の必要のないところ、逆に足した方が良いところを全体の作業量を見て、なるべく楽しく仕上げられるようアドバイスしていただきました。
そして遂に・・・。
あきちゃんの「くま子」への想いがたっぷり詰まった、世界に1冊だけの絵本が完成しました!どんな絵本が完成したのか?そして、あきちゃんはどんなことを思ったのか?
前編はこの辺で。
次回、「絵本作家になりたい!」9才の女の子の夢を叶えるお手伝い【後編】をお送りします!小さな女の子が自分の夢を叶えていく姿、ぜひ最後までご覧ください!